セカンド・オピニオンとは、直訳すれば、第二の意見ということです。
具体的には、診断や治療方針について主治医以外の医師の意見をいいます。
「インプラントをすすめられたけど、どうしよう?」
「インプラントはできないと言われたけど、本当にできないの?」
「なんだか怖いし、他には治療法がないの?」
「本当にやった方がいいの?」
重大な決断をしなければならないとき、他の専門医に相談したいと思うのは当然のことです。
セカンド・オピニオンは、日本ではまだ普及していないため「主治医に失礼になるのでは?」と思われがちでしょうが、その心配はまったくいりません。
インフォームド・コンセント(説明と同意)という考え方を分かっている医師でしたら治療法を決定するのは患者や家族であることを十分に認識しているからです。
医師からインフォーム(説明)を受けても、情報も知識もない患者や家族にとっては治療法の決定をできなかったり、不安を覚える場合もあります。だから知識を持っている人=専門医に相談し、意見を聞きたいということになるわけです。これは至極当然な過程です。つまり、インフォームド・コンセントと、セカンド・オピニオンは車の「両輪」なのです。
米国では、ここ10年の間に知らない人がいないほど定着し、医師が診察の終わりに「セカンド・オピニオンをとりますか」と、尋ねるのは当たり前のことになっています。
インプラント治療のように、日進月歩している領域では、セカンド・オピニオンの必要性はより高まっております。一つの病気でもいろいろな治療法があり、医師によって治療方針が異なることが少なくありません。さらに、医療には「絶対治る」という保証がなく、どんな検査や治療にもリスクが伴います。このような状況においては、複数の医師の意見を聞いて、あなた自身の事情や価値観に最も適した治療法を選ぶことが大切です。
いつセカンドオピニオンを受けるの?
病名および治療法を診断されてから、最初に治療を受けるまでの間にとるのが、効果的でしょう。なぜなら、一度治療が始まってしまうと元に戻すことができないからです。緊急の場合を除き、セカンドオピニオンをとるための数週間の遅れが、治療結果に悪影響を及ぼすことは多くないでしょう。
誰が受けるの?
やはりご本人が良いでしょう。
ご家族の方が受けられる場合もありますが、より詳細なお話しはご本人でないとなかなか伝わらないと思います。
どうやって受けるの?
セカンドオピニオンを上手に受けられるためには、患者さんの心構えや準備がとても大切です。行き当たりばったりで第2、第3の歯科医師を受診しても、あなたが治療法を選択する上で役立つ意見やアドバイスを受けられないおそれがあります。セカンドオピニオンではなく、「ドクターズショッピング」とならないことが大切です。
注意!セカンドオピニオンの勘違い
次のようなケースはセカンドオピニオンとはいえません。
このような相談でセカンドオピニオンを申し込まれても、当医院ではお答えいたしかねます。
● 主治医の善し悪しを評価してもらいたい
● 以前受けた治療が適切だったのか評価してもらいたい
● 治療ミスかどうか知りたい