インプラントの基礎知識

インプラントに適した状態とは?

インプラント治療は、よく建物の建立に喩えられます。
建物は柱をしっかりした土壌の上に立てないといけません。
土壌が砂地であったり、泥地のような場所に柱を立ててしまうと、当然倒れてしまいます。
インプラントも同様に、あごの骨の中に埋入するものであるため、あごの骨の量・状態が重要となります。

十分な骨の量

十分な骨の量

通常のレントゲン撮影である程度お口の中全体の状態が把握できます。
このレントゲンにより、およその骨の高さがわかります。

CT撮影CT撮影では、あごの骨の縦・横・奥行きといった三次元的情報がわかります。専用のシュミレーションソフトを使用することでミリ単位で、インプラントの埋入位置を決めていきます。

「歯が弱く、骨の量も無いから…」と考えている方は、是非一度ご相談下さい。骨の高さ・状態は千差万別ですが、しっかり診査することで適応できることも少なくありません。
また、骨の量が少ない場合でも、骨の移植や再生療法により適応できることが多くあります。

 

歯周病

歯周病あごの骨を溶かしてしまう歯周病はインプラント治療においては大きなリスクとなります。歯周病の原因にはいろいろありますが、基本的には歯周病菌のコントロールと噛む力のコントロールに十分な配慮をしないといけません。特に歯周疾患により多くの歯の喪失が生じている場合、口腔内の細菌叢ではインプラント周囲炎を容易に起こす可能性が高く、なおかつ正しいかみ合わせを維持しないとせっかくのインプラント治療も失敗する可能性が高くなってしまいます。

 

喫煙

タバコ喫煙もインプラント治療においてリスクとなります。喫煙からくる血管収縮、血流阻害などによりインプラント治療に悪影響を及ぼします。
ある研究報告では、非喫煙者が 4.7% の失敗率だったのに対し、喫煙者では 11.3% の失敗が見られたといいます。
特に上顎前歯の成績はかなりの差が認められています。
当然、インプラント治癒期間での禁煙は成功率を高めますので、喫煙されている方はこの機会に禁煙をお薦めします。