インプラントの基礎知識

インプラントの歴史

ミイラインプラント治療はここ最近の治療法だと思われておりますが、その歴史ははるか昔紀元前にもさかのぼると言われています。
インカ帝国時代のペルーでは抜けた歯の変わりにエメラルドを植えたり、中国やエジプトでは、象牙の歯が植えられたミイラが発見されています。その後は入れ歯が発明され発展していきますが、中世ヨーロッパでは、象牙や牛の骨、または健康な人の歯を買って人口歯にしていたそうです。他にもゴールドを歯根に用いたという記述もあります。

骨膜下インプラントインプラント治療が広く行われるようになったのは1940年代です。
顎の骨と粘膜の間にコバルトクロム合金のフレームを入れる「骨膜下インプラント」が使用されるようになりました。1950年代には現在の主流でもあるチタンインプラントが用いらるようになり、飛躍的に発展します。

ブローネマルク1952年スウェーデンのペル・イングヴァール・ブローネマルク博士が、チタンと骨が完全に結合する事を偶然発見し、博士はその後13年間、綿密な基礎実験と動物実験を重ね、チタンがある一定の条件で骨に埋入された場合、チタンに対する骨の拒否反応は全くといってよいほど起こらず、そればかりかチタンの表面を覆う酸素の膜を通して強い結合が生まれることを確信しました。そして1965年から臨床実験を始め、1980年まで15年間にわたり臨床データを蓄積し、1981年に学術論文を発表。
チタンと骨(オッセオ)が結合(インテグレーション)する現症を「オッセオインテグレーション」と名付け、世界中の臨床の歯でインプラントが行われるようになりました。

このようにインプラントは基礎研究がしっかりとなされ、臨床データも豊富なため安全性が高い事が大きな特徴であり、インプラントが10年以上機能する臨床成功率は96%以上とされています。